2017年09月29日
口臭予防からアンチエイジングまで!こんなに大切な唾液の役割とは?
唾液は3大唾液腺と呼ばれる『耳下腺』『顎下腺』『舌下腺』と、口の中の粘膜に分布している『小唾液線』から1日に1~1.5リットル分泌されています。
お気に入りのスイーツを想像するだけで口の中に溢れてくる唾液とはどのようなものなのでしょうか。
唾液は、消化だけでなく様々な役割を担っています。
これから唾液の働きについてお話していきましょう。
■食塊形成作用
唾液は、口に入った食べ物を飲み込みやすくします。
唾液中の水分とネバネバ成分のムチンなどの粘り気で、食物を塊にすることによって、はじめて飲み込むことができます。
逆に水分のないパサパサの状態では、食物は飲み込むことは出来ません。
また、食事が飲み込めなくなるとエネルギー摂取効率が悪くなり、全身の健康状態が低下してしまいます。
さらに唾液に含まれる抗菌物質が取れなくなり、感染症にもかかりやすくなります。
■消化作用
唾液中の消化酵素であるアミラーゼは、デンプンを分解して食物の消化を助け、吸収しやすくします。
よく噛むと、消化に良いと言われるゆえんです。
胃に負担をかけないためにも、よく噛んで食事をしましょう。
■粘膜保護作用
唾液には、ムチンというネバネバしたタンパク質が含まれています。
ムチンは、おせんべいやクッキーなどの乾いていて固さのあるものと、口の粘膜が接触しても傷つかないように、口の粘膜をコーティングしています。
口の粘膜を損傷や感染から守ってくれています。
■簡潔作用
噛む時や、発音などで口や顎を動かす時は、唾液が潤滑油のような働きをします。
また、食べ物を飲み込みやすくしたり、発音や会話をしやすくしたりします。
■抗菌・自浄作用
唾液は、様々な抗菌作用を持つ物質を含んでいて、口の中の細菌を取り除きます。
口の中の唾液が減ると、食べかすが口の中に残り、虫歯や歯周病になりやすくなります。
寝ている間は唾液分泌量が少ないので、抗菌作用や自浄作用が低下し、虫歯菌や歯周病菌が増殖します。
起床時に口臭を強く感じるのは、口の中に菌が増殖しているからです。
■中和作用(緩衝能かんしょうのう)
通常、口の中はph6.8から7くらいで中性に保たれています。
ところが、食事で糖や炭水化物を摂取すると、口の中の細菌が酸を生産し、酸性に傾きます。
この酸が歯のエナメル質を溶かして虫歯が発生します。
唾液は、食事で酸性になった口の中を中性に戻そうとします。
これを唾液の緩衝能と呼んでいます。
様々な原因で唾液の緩衝能が低下すると、食後酸性に傾いた口の中が、いつまでも元の中性の状態に戻りません。
そのため、虫歯になる危険性が高くなります。
また、pHが中性まで回復する前に間食をしてしまうと、pHは酸性のままの状態が長引いてしまい、虫歯が発生しやすくなります。
ダラダラ食べたり、頻繁に甘い飲み物を飲む事は虫歯や歯周病予防には禁物です。
『間食は時間を決めて控えめに』という指導は、歯の健康のためにとても理にかなったものと言えます。
■修復作用
唾液で口の中が中性になると、歯のエナメル質が溶ける作用は止まります。
そして、唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンが働いて再石灰化と呼ばれる歯の修復が始まります。
さらに唾液には傷を治す上皮成長因子(EGF)や脳神経の老化を防止する神経成長因子(NGF)などが含まれています。
口の中の傷は他の体の一部より早く治るのはそのためです。
唾液量が減ると、口の中の傷は治りにくくなります。
野生動物などは、傷がつくと、傷口を丁寧に舐めていることがありますが、本能的に唾液の作用を理解しているのでしょう。
このように唾液には、消化から菌の修復作用まで、様々な働きがあります。
よく噛んで食事を楽しむと、唾液がよく出て、様々な働きを享受することができます。
http://www.monclervips.com/
お気に入りのスイーツを想像するだけで口の中に溢れてくる唾液とはどのようなものなのでしょうか。
唾液は、消化だけでなく様々な役割を担っています。
これから唾液の働きについてお話していきましょう。
■食塊形成作用
唾液は、口に入った食べ物を飲み込みやすくします。
唾液中の水分とネバネバ成分のムチンなどの粘り気で、食物を塊にすることによって、はじめて飲み込むことができます。
逆に水分のないパサパサの状態では、食物は飲み込むことは出来ません。
また、食事が飲み込めなくなるとエネルギー摂取効率が悪くなり、全身の健康状態が低下してしまいます。
さらに唾液に含まれる抗菌物質が取れなくなり、感染症にもかかりやすくなります。
■消化作用
唾液中の消化酵素であるアミラーゼは、デンプンを分解して食物の消化を助け、吸収しやすくします。
よく噛むと、消化に良いと言われるゆえんです。
胃に負担をかけないためにも、よく噛んで食事をしましょう。
■粘膜保護作用
唾液には、ムチンというネバネバしたタンパク質が含まれています。
ムチンは、おせんべいやクッキーなどの乾いていて固さのあるものと、口の粘膜が接触しても傷つかないように、口の粘膜をコーティングしています。
口の粘膜を損傷や感染から守ってくれています。
■簡潔作用
噛む時や、発音などで口や顎を動かす時は、唾液が潤滑油のような働きをします。
また、食べ物を飲み込みやすくしたり、発音や会話をしやすくしたりします。
■抗菌・自浄作用
唾液は、様々な抗菌作用を持つ物質を含んでいて、口の中の細菌を取り除きます。
口の中の唾液が減ると、食べかすが口の中に残り、虫歯や歯周病になりやすくなります。
寝ている間は唾液分泌量が少ないので、抗菌作用や自浄作用が低下し、虫歯菌や歯周病菌が増殖します。
起床時に口臭を強く感じるのは、口の中に菌が増殖しているからです。
■中和作用(緩衝能かんしょうのう)
通常、口の中はph6.8から7くらいで中性に保たれています。
ところが、食事で糖や炭水化物を摂取すると、口の中の細菌が酸を生産し、酸性に傾きます。
この酸が歯のエナメル質を溶かして虫歯が発生します。
唾液は、食事で酸性になった口の中を中性に戻そうとします。
これを唾液の緩衝能と呼んでいます。
様々な原因で唾液の緩衝能が低下すると、食後酸性に傾いた口の中が、いつまでも元の中性の状態に戻りません。
そのため、虫歯になる危険性が高くなります。
また、pHが中性まで回復する前に間食をしてしまうと、pHは酸性のままの状態が長引いてしまい、虫歯が発生しやすくなります。
ダラダラ食べたり、頻繁に甘い飲み物を飲む事は虫歯や歯周病予防には禁物です。
『間食は時間を決めて控えめに』という指導は、歯の健康のためにとても理にかなったものと言えます。
■修復作用
唾液で口の中が中性になると、歯のエナメル質が溶ける作用は止まります。
そして、唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンが働いて再石灰化と呼ばれる歯の修復が始まります。
さらに唾液には傷を治す上皮成長因子(EGF)や脳神経の老化を防止する神経成長因子(NGF)などが含まれています。
口の中の傷は他の体の一部より早く治るのはそのためです。
唾液量が減ると、口の中の傷は治りにくくなります。
野生動物などは、傷がつくと、傷口を丁寧に舐めていることがありますが、本能的に唾液の作用を理解しているのでしょう。
このように唾液には、消化から菌の修復作用まで、様々な働きがあります。
よく噛んで食事を楽しむと、唾液がよく出て、様々な働きを享受することができます。
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